■久しぶりの初詣 おみくじは…
明けましておめでとうございます。いつもコラムをご覧いただき、ありがとうございます。今年も事業や野球に関する情報を発信していきます。よろしくお願いいたします。
2025年がスタートしました。私は体調不良でダウンした状態で年明けを迎えました。2024年最後の仕事となった12月28日、地元・石川県で開催した能登半島地震の復興野球イベントを無事に終えて1年間張りつめていた緊張から解放され、体が安心したのかもしれません。
体調が回復してからは、初詣に行きました。例年は行かないのですが、福岡県に行く用事があって太宰府天満宮を訪れました。学問や厄除けの神様で知られていることから、ご利益を受けたい思いでした。おみくじは吉で、仕事に関しては「今のまま続けていけば大丈夫」という前向きな内容が記されていました。もちろん、神様にお願いするだけではなく、目標に向けて日々努力していくつもりです。
2025年の抱負には「2つの新規事業立ち上げ」を掲げています。会社は「年」ではなく「期」で目標を立てるので、正確に言うと来期の抱負となります。イレギュラーなことが起こらない限り、事業を2つ新たに始めます。内容を発表できるタイミングが来たらご報告するので、もう少しお待ちください。
■現状維持より「挑戦」 道筋見えた事業で勝負
現在展開している3つの事業「野球塾の運営」、「野球経験者に特化した人材紹介」、「バットの開発・販売」は、どれも順調に業績を伸ばしています。以前のコラムでもお伝えしていますが、野球塾は昨秋に小学1年生から3年生を対象にしたジュニアレッスンを新たに始めました。スタートから1、2か月で選手は20人に達し、お問い合わせや申し込みが増えています。レッスンを受けていた選手が所属チームで結果を出して、その選手のチームメートが入ってくるパターンが多いです。
人材紹介も就職・転職希望の登録者が急増しています。企業からの内定や入社の数も増えました。昨秋に執行役員で加わった小林満平の力が大きいですね。彼は社会人まで野球を続け、現役引退後はITコンサルティング会社で働いていました。これまでの知識と経験が、野球経験者のネクストキャリアをサポートする役割でも生かされています。2025年は求職者の方々の選択肢を一層広げられるように、企業側の開拓を強化していきたいと考えています。
バットの売れ行きも好調なので、周囲からは「これ以上、別の事業を増やさなくても良いのではないか」と言われることもあります。確かに、今の事業を継続していけば安定した生活を送れるかもしれません。ただ、新しい事業に挑戦したい気持ちが沸き上がってきます。
そうは言っても、何でも手を付けるわけではありません。将来性があると思った事業について詳しく調べて、自分たちの会社の強みを生かせるのか、どんな戦略で勝負するのかを考えます。事業として進めるのは、考えを掘り下げた上で、勝てる道筋が見えたものだけです。どんな事業にも当然リスクはありますが、成功する確率の高い事業を選んだり、失敗する確率を下げたりすることは可能です。
■選手時代から変化 経営者の目標設定
選手だった頃と違って、経営者になってからは目標や達成までのステップを明確に描くようになりました。野球をしていた時は「春夏連続で甲子園優勝」といった大きな目標は掲げていましたが、そこに至るまでの細かな目標は定めませんでした。その時に直面する課題を1つずつクリアする考え方を持っていました。
ビジネスや野球塾、講演会などでお会いした方々には、大阪桐蔭高校時代の年末年始の過ごし方をよく質問されます。当時は3~4日の休日があり、実家に帰省していました。普段よりはゆっくり過ごせたものの、年始の全体練習初日から動けるようにランニングや筋トレをしたり、治療院で体のケアをしたりしました。高校生の頃はすねの内側に痛みが出るシンスプリントに苦しみ、疲労骨折寸前と言われていました。亜細亜大学の時も年末年始の休みは3~4日、東邦ガスでは1週間くらいでしたね。
2025年は年始の休みに体調を崩したことで、結果的に体も心も休まりました。充電は完了したので、1年間駆け抜けたいと思っています。