■選出の条件 「チームメート」または「対戦選手」
メジャーリーグや日本のプロ野球を見ていると、最近ふと思うことがあります。「自分は、すごい世代で野球をしていたんだな」と。私は1995年2月生まれで、いわゆる「大谷・藤浪世代」です。ドジャース・大谷翔平選手やDeNA・藤浪晋太郎選手をはじめ、プロで実績を残している選手が非常に多い学年です。
私は現役時代に大阪桐蔭高校、亜細亜大学、東邦ガスでプレーし、プロに進んだ同級生のチームメートが数多くいます。また、対戦して能力の高さに驚いた同級生の選手もたくさんいました。今回のコラムでは、私が選ぶ同級生のベストナインを発表します。選出する選手は、同じチームでプレーした選手、または対戦経験のある選手を条件としています。
【水本弦が選ぶ同級生ベストナイン】※敬称略
投手:大谷翔平
捕手:田村龍弘
一塁:田端良基
二塁:吉川尚輝
三塁:森下翔平
遊撃:木浪聖也
左翼:笹川晃平
中堅:近本光司
右翼:水本弦(笑)

写真はイメージ
■投手は迷わず大谷翔平選手 遊撃手は激戦の末…
投手は迷わず、大谷翔平選手です。今シーズンはサイ・ヤング賞も期待される、世界を代表する選手です。大谷選手とは高校時代にセンバツで対戦し、高校日本代表ではチームメートでした。そのすごさは、私が改めて解説する必要もなく、皆さんご存じの通りです。
捕手には、現在ロッテでプレーする田村龍弘選手を選びました。頭脳派の選手で、心理的な読みや状況を判断する力は高校時代から突出していました。高校3年生の甲子園では春も夏も、田村選手を擁する光星学院と決勝で対戦しました。高校日本代表ではチームメートでした。田村選手は捕手ではなく三塁を守っていましたが、外野手へのポジショニングの指示やミーティングの発言に賢さを感じました。
一塁手は、大阪桐蔭で一緒にプレーした田端良基選手です。高校入学時から、打力が頭1つ、2つ抜けていました。甲子園で大谷翔平選手から本塁打を放つなど、豪快な印象があるかもしれませんが、振る力だけではなく技術も高かったですね。フルスイングしながらタイミングを合わせられる打者。同じ大阪桐蔭で1学年後輩だったオリックス・森友哉選手の右打者バージョンというイメージです。
二塁手は、巨人・吉川尚輝選手を選出しました。大学時代、吉川選手が在籍していた中京学院と全日本選手権で対戦しました。走攻守すべてにスピード感があり、身体能力の高さを感じました。当時は体が細かったですが、長打力も兼ね備える打者でした。
三塁手は森下翔平選手です。東海大相模高校から東海大学、日立製作所に進んだ選手で、大学と社会人で対戦しました。恵まれた体格を生かした飛距離が魅力的な打者です。どの試合も打たれているイメージがあり、勝負強さが印象に残っています。
遊撃手は非常に迷いました。DeNA・京田陽太選手や元阪神・北條史也選手も浮かびましたが、亜細亜大学でチームメートだった木浪聖也選手を選びました。走力や打力で飛び抜けた選手ではありませんが、安定感が抜群です。守備のスローイングをはじめ、走攻守いずれも、そつなくこなします。実はボウリングも上手で、パーフェクトゲームを達成しています。野球以外のスポーツでも一流になれる、器用なタイプだと感じます。

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■外野手は強肩や俊足の選手 同級生は他にも有名選手多数
外野手は、1人目が笹川晃平選手です。浦和学院高校、東洋大学、東京ガスとアマチュア野球界の王道を歩み、現在は海外でプレーしていると聞いています。三拍子そろった選手で、特に肩の強さが目を引きました。私も外野手でしたが、足と肩には自信がありませんでした。守備力の高い選手には憧れがありましたね。
外野手の2人目は、阪神の近本光司選手です。笹川選手の強肩と同様、自分にない能力という点で近本選手の足はうらやましい限りです。現役時代にスピードのある選手をたくさん見てきた中でも、近本選手の速さは別格です。社会人野球で対戦した際、そのスピードに見入ってしまいました。
外野手の残り1枠は、私が選出する企画なので水本弦を入れました。異論は受け付けませんので、ご容赦ください(笑)。
以上、私が選ぶ同級生のベストナインでした。チームメートや対戦経験がない選手も含めると、カブス・鈴木誠也選手、阪神・大山悠輔選手といった球界を代表する選手もいます。こうやって同級生の名前を挙げると、改めて「大谷・藤浪世代」のすごさを感じます。