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岐阜で新たな野球塾スタート 東海最大級の練習場と融合


D-Star★のバッティングレーン

■岐阜県可児市に開校 小・中学生対象の野球塾「D-Star★」

5月に投稿したコラムで触れましたが、6月に岐阜県可児市に新たな野球塾「D-Star★」を開校しました。2階建て800坪の練習場には酸素カプセルや初動負荷の器具、甲子園と同じ土を使ったブルペンやシャワールームなどを完備。映像を使った動作分析も可能で、学校を除くと東海地区最大規模の室内施設です。

弊社では名古屋市で野球塾を運営していますが、スペースに限りがあり、入塾希望者を受け入れられない状況が続いていました。私たちが培った打撃向上のノウハウをより多くの子どもたちに伝えるため、野球塾の新設を考えていました。ただ、最大のハードルが「場所」。近隣に迷惑がかからず、硬式球も使える室内練習場に適した場所を見つけるのは簡単ではありません。

条件に合った物件を探していた時、岐阜県美濃加茂市にある企業「株式会社ダイエイ」さまから、「うちが所有している室内練習場を使いませんか?」と声をかけていただきました。

施設はトレーニング機器も充実

大画面モニターで映像を確認

■能登半島の復興イベントが縁 施設提供で全面サポート

ダイエイさまとの縁は、昨年末に石川県中能登町で開催した野球イベント「GO!能登 応援プロジェクト」でした。能登半島地震の影響で野球の機会が減ってしまった小学生に声をかけて、石川県出身のプロ野球選手による野球教室を開催した際、趣旨に賛同したダイエイさまに協賛していただきました。

そこから親交を深め、今回は「D-Star★」の施設を提供していただく形となりました。野球への情熱や愛情が伝わってくる社長さんで、「野球が好きな子どもたちのために施設を活用してもらえるのはうれしいです」とありがたい言葉を受けました。こうやって、野球をきっかけにつながりが生まれていくのは野球の力を感じます。

多治見市、土岐市、美濃加茂市と隣接している岐阜県可児市は野球チームが比較的多く、名古屋の野球塾にも岐阜県から通っている子どもたちが20人ほどいます。その野球熱の高さはオープン直後から感じています。体験会には1週間で80人が集まり、現時点で想定の3~5倍の子どもたちが入会しています。

「D-Star★」は小学3年生から中学3年生を対象に、打撃向上のプログラムを組んでいます。1クラスの枠は4人で、子どもたちの野球歴や課題に合わせて個別に指導します。名古屋の野球塾で築き上げた技術指導やトレーニング方法などを伝え、試合で結果を出せる打力を磨いていきます。


伊藤塾長が子どもたちの打力アップを全力サポート

■塾長は亜細亜大時代の後輩 甲子園出場&独立リーグでもプレー

「D-Star★」の塾長を務めるのは伊藤優希です。現役時代は俊足強打の外野手で、駒大苫小牧高校時代にセンバツに出場。18歳以下の日本代表候補にも選ばれています。その後は亜細亜大学、社会人の北海道ガスやTRANSYS、独立リーグの徳島インディゴソックスでプレーしました。現役引退後は地元・北海道で野球指導をしていました。

伊藤は亜細亜大学で私の2年後輩にあたり、同じ部屋で寮生活を送っていた時期もあります。お互いが野球指導者になってからは一緒に北海道で野球イベントも開催しました。伊藤が指導者を始めた頃、「いずれ弦さんと野球の仕事をしたいです!」と熱のこもった言葉をもらったことをずっと覚えていたこともあって、新たな野球塾開校を決めた時に伊藤の顔を最初に思い浮かべました。給与体系などの条件を伝える前から、「岐阜に行きます!野球指導を勉強させてください」と二つ返事でした。私も伊藤の考え方や教え方から学びを得て、指導の引き出しを増やすのが楽しみです。

名古屋の野球塾に通っている子どもたちの成長を見て、私たちは指導に絶対の自信を持っています。野球歴が浅くても、体が小さくても、正しい体の使い方を身に付けて練習を重ねれば、ホームランを打てるようになります。「D-Star★」では伊藤塾長を中心に、子どもたちに野球が上手くなる喜びを伝えていきます。